シャドーイング・リスニング特訓:らいひよ®︎生徒様用

この記事はらいひよ®︎の生徒様の「シャドーイング・リスニング特訓」カウンセリング資料です。

課題の全体像

  1. 【 シャドーイング課題 】
  2. 【前回レッスンの発音復習】
  3. 【ボキャブラリー課題】
  4. 【リスニング課題】

 

1【 シャドーイング課題 】

シャドーイング課題の音源

トレーナーよりSkypeチャットで直接お渡しします。

 

シャドーイングのやり方・注意点

こちらの別サイトの「課題の進め方ページ」を読んでからシャドーイング練習に取り掛かってください。

注意

*レッスン48時間前までにアップロードお願いします。最終締切は24時間前です。

 

*アップロードしたらSkypeでトレーナーにご一報お願いします。

 

2【発音復習】

前回レッスンの発音復習
  • 発音プリントの復習:早く正確に言えるように練習しましょう。必ず毎日復習してください。
  • 発音でフィードバックされた箇所を「音読」で毎日復習してください。復習で「シャドーイング」はしないでください。フィードバックされた箇所の指摘に集中するためです。
  • 発音フィードバックは次回レッスンの冒頭で必ず「復習テスト」があります。同じ箇所を指摘されないように練習してきてください。

 

重要
  1. シャドーイング課題は、フィードバックされた発音の復習の「質」が重要になってきます。
  2. 発音復習を怠るとシャドーイングの効果が低くなってしまいます。毎日、発音プリントとレッスンの復習音読をすれば、それだけでかなり時間もかかるはずです。
  3. 発音・流暢性が飛躍的に向上する生徒さんは、復習を毎日行い、「レッスンで指摘されたことを再び指摘されない」レベルまで仕上げてきています!がんばって発音復習に取り組みましょう!

 

3【ボキャブラリー課題】

トレーナーよりSkypeチャットで直接お渡しします。

NOTE
  1. 「日→英」で覚えてください。
  2. 必ず発音も確認してください。
  3. どのくらいの負荷だったかで次回分量は調整可能です。

「なぜリスニング強化にボキャブラリー課題が出るのか」について課題に取り掛かる前に以下の動画をご覧ください。これまでの研究では、

既知語が少なくとも95~98%以上でないと、英文を正確に理解するのが困難になる

ということが示唆されています。 言い換えれば、100語からなるテキストであれば、95〜98語以上は知っている必要があるというということです。

 

書籍
目標やレベルに応じて、以下記事で紹介している書籍なども活用していきます。

【英検1級 】リーディング・語彙対策におすすめの参考書 【英検1級の参考書ルート】おすすめの書籍

 

4【リスニング課題】

リスニング課題の全体像
  • 必須課題:「①TED-Ed」と「②ニュース英語」
  • オプショナル課題:「③その他おすすめサイト」と「④その他自分の興味のある動画」

Skypeでトレーナーから「リスニングシート」が渡されます。毎レッスンまでに必ずシートを更新してください。

リスニング課題共通の注意点
  1. 可能な限りスクリプトが用意されているサイトの音源/動画を聞きましょう。
  2. オンライン上のものでスクリプトが完備されていないものを聞くときは、最低でも自動字幕が出るもので聞いてください。スクリプトもなく、自動字幕も出ない動画は学習に適していないので不可です。
  3. 「100%聞き取れる」状態になって1回〜3回聞いたら、速やかに次の素材に移行してください。
  4. 音源が速いと感じる場合、0.8倍速程度なら遅くして低速で聞いても構いません。ただし、0.75倍にしても速いと感じる場合は、レベルが合っていません。素材を変えましょう。
  5. 「リスニング課題」では、リスニングに集中することと語彙強化が主な狙いですので、シャドーイングは行わないでください。シャドーイングの練習は「シャドーイング課題」で行います。
  6. 以下は主にアメリカ英語のサイトを紹介しています。イギリス英語の素材でリスニングしたい方は、TED-Edをイギリス英語話者のものにする、BBCを視聴する、などで対応しましょう。
リスニングシートについて
  1. リスニング課題に取り組んだら、リスニングシートにボキャブラリーを記入 → 覚えるところまで必ず行います。
  2. 音源に出てきた「知らない単語やフレーズ」はシートに記入して全て覚えましょう。
  3. 「知っていたが理解が不十分だった単語やフレーズ」もシートに必ず記入しましょう。
  4. 「リスニングシート」に記入されている単語・フレーズを日本語 → 英語でレッスンで口頭テストします。
  5. オンライン上の聞いたものは全てURLをリスニングシートに貼ってください。聞き取れなかった箇所のメモは任意です。あくまで単語とフレーズの抽出が優先です。

らいおん

なお、リスニング研究では、発話速度よりもポーズが多い方が聞き取りが容易になることが分かっています。

 

①TED-Ed

TED-Edを毎週最低1動画(約5分弱)視聴してください。

TED-Edで学習を始める前に、以下の動画(あるいは記事)で、まずTED-Edの「インタラクティブ トランスクリプト」について学んでください。必ず「インタラクティブ トランスクリプト」を表示して視聴しましょう。

動画派の人

らいおん

「インタラクティブ トランスクリプト」表示方法にまずはしっかり慣れよう!

記事派の人
【TED-Edのスクリプト表示方法】リスニング学習の最強ツール

 

基本的に、自分が興味のあるTED-Ed動画を1本でも多く、どんどん視聴しましょう。

TED-Ed の動画リスト

【フルスクリプトあり】TED-Edのおすすすめ動画リスト

【迷ったらこれ】TED-Edで最も試聴されている動画のリスト

【迷ったらこれ】TED-Edで最も試聴されている動画のリスト

 

②ニュース英語

nightly news(アメリカの夕方のニュース)などを最低1フルエピソード(約20分弱)視聴します。ニュース英語にまだ慣れていない人は、5分〜10分程度聞くだけでもOKです。

nightly news は、日本でいうNHKニュースのような夕方のニュースです。最終的には、8割以上聞き取れるようになることをゴールにします。

ポイント
「YouTube」または「Apple Podcast」で視聴してください。

 

YouTubeで視聴する場合

必ず「字幕をオン」にして、Google Chrome拡張機能「Language Reactor」を絶対に入れましょう。この機能を使う理由は、

巻き戻し効率を最大化するため

です。

PCの「矢印キー」を一度押すだけで巻き戻しができるようにしてください。

リスニング学習では、何十回、何百回と音源を巻き戻す必要があります。巻き戻すために、その場所までカーソルなどで戻る、という作業は非常に非効率ですので、巻き戻しのストレスをなるべくゼロに近づける工夫をしましょう!

ひよこ

またはスマートフォンでYouTube視聴する場合、YouTubeアプリで「タップで5秒戻し」を必ず設定しましょう。この機能も、巻き戻し効率を最大化するために活用してください。

 

Apple Podcastで視聴する場合

2024年春に実装された「自動文字起こし機能」を必ず活用しましょう。この機能が追加されてからは、YouTubeでなく Apple Podcast を活用するのも非常におすすめです。

 

以下4つのYouTubeチャンネルを登録してこの中から視聴ください。動画で「Full Espisode」などとあるものがフルエピソードです。

夕方のニュース4つ
  1. NBC Nightly News with Lester Holt
  2. World News Tonight With David Muir (ABC News)
  3. CBS Evening News with Norah O’Donnell
  4. PBS NewsHour

NBC Nightly News with Lester Holt

NBC NewsのYouTubeトップページ

NBC News フルエピソードのプレイリスト

フルエピソードの例:

 

World News Tonight With David Muir (ABC News)

ABC News フルエピソードのプレイリスト

フルエピソードの例:

 

CBS Evening News with Norah O’Donnell

CBSのYouTubeは最新5エピソードのみフルエピソード視聴可能です。

CBS News フルエピソードのプレイリスト

 

PBS NewsHour

PBS NewsHour フルエピソードのプレイリスト

フルエピソードの例:

PBSはスクリプトありの素晴らしいサイトです。スクリプト確認方法については以下動画で確認ください。

または以下記事でも確認いただけます。

【生英語素材のみ厳選】スクリプトありポッドキャスト・ニュース・サイト3選:TED・PBS・NPR

 

The World from A to Z

あるいは、上記4ニュース以外で、The World from A to Z(Carlおじさんのニュースと呼んでいます)」を視聴しても構いません。

The World from A to ZのYouTubeトップ

NOTE
毎回最後にCarlおじさんのダジャレがありますが、難易度が上がるのでそこはスキップしても構いません。

 

③その他スクリプトありのおすすめニュース・インタビューなど

ここから先は「オプショナル課題」です。毎レッスンまでに「必須課題」のTED-Edとニュース視聴が終わって、余裕がある場合、以下の「スクリプトありおすすめめ3サイト」も視聴してみましょう。

スクリプトありおすすめめ3サイト
  1. NPR
  2. CBS 60 minutes
  3. TED Talk

目安として5分以上視聴できるといいでしょう。

 

NPR

スクリプト確認方法については以下動画で確認ください。

動画派の人

または記事でも確認いただけます。

記事派の人
【生英語素材のみ厳選】スクリプトありポッドキャスト・ニュース・サイト3選:TED・PBS・NPR

 

CBS 60 Minutes

スクリプト確認方法については以下記事で確認ください。

【ニュース英語リスニング】CBS 60 Minutesのフルスクリプト入手法

 

④その他自分の興味のある動画

最後に、毎レッスンまでに①TED-Ed、②ニュース視聴、③「スクリプトありおすすめめ3サイト」が完了して、さらに余裕がある場合はオンライン上のもので自分が興味がある好きな動画を視聴しましょう。 ただし、YouTubeや Aplle Podcast など、最低でも自動字幕が出るものを必ず視聴してください。

  • YouTubeで視聴できるアメリカの late talk show(The Late Show with Stephen Colbert など)
  • その他エンタメ性などもあるトークショー
  • Apple Podcast で視聴できる番組など

 

リスニング学習で大事なこと

最後に、リスニング上級者を目指す上で、大事なことについて整理します。

中級者と上級者の分かれ目:

 

ボキャブラリー(単語と定型表現)と、聞いている量の差(圧倒的に量が不足:例えば資格試験英語リスニングしか聞いていない)であることが多い

リスニング上級者を目指すなら、「ボキャブラリー」と「聞く量」を増やすことが絶対必要だよ!

ひよこ

らいおん

多くの学習者は単純にこの2つが圧倒的に足りていません!

 

もちろん、その他にも様々なことがリスニングには影響するので、

  • 音声知覚の能力
  • 文法
  • 発音(音声変化)の知識
  • 英文解釈など

なども重要です。

「音声知覚」はシャドーイング練習で鍛えることができますし、「発音の知識」はレッスンでフィードバックするときにどんどんお伝えします。

ただ、まずは不足している場合が多い、「ボキャブラリー」と「聞く量」を増やすことを優先しましょう。

 

目安として、「TED-Ed」と「ニュース英語」が8, 9割聞けるようになれば、英語学習者として日常的な英語リスニングで困ることはあまりなくなります

*ただし、洋画・海外ドラマの聞き取りは別物

 

その他関連リスニング動画

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