この記事を書いた人
サラ
この記事は生徒さんとのレッスンでふと気になったことの備忘録です。メモ記事になりますので、内容に関しての詳しい解説や僕の結論はありません🤓
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アメリカ英語の「かなり暗め」の /l/
最近、アメリカ英語の /l/ の発音でひとつ気になっていることがあります。それは、
アメリカ英語発音で、life のような語頭の母音の前の /l/ の音質が「極めて/だいぶ暗い」
場合をしばしば耳にするということです。
一般に、アメリカ英語では語頭の母音の前の /l/ はイギリス英語よりそもそも暗めである、と言われています。例えば、著『』では、
★ (引用)
という記述もあります。
しかし、僕が言いたいのは、アメリカ英語では母音の前の /l/ はそもそも少し暗めなので〜のようなことでなく、「イギリス英語より暗めというレベルでなく、めちゃくちゃ暗い」と感じる場合がしばしばある、ということです。
life が wife に近く聞こえる?
例えば、life のような語頭の /l/ がだいぶ暗めに聞こえることがしばしばあり、極端な話、life が wife に近く聞こえたりするのです…。もちろん、wife と完全に同音というわけではなく、聴覚的に「w が混ざったような感じで少し wife 気味に聞こえる」という感じです。
これは普遍的なものでなく個人差がある感じで、アメリカ英語発音では話者によってはそういう発音を聞くことが多い気がする、という感覚です。
かなり暗いと感じる語頭の母音の前の /l/
例えば以下の life の /l/ です。僕の感覚だとこの話者は「少し暗め」というより「かなり暗め」に感じます。
We all may be in different phases of life…
We all may be in different phases of life…
らいおん
アメリカのニュースなどを聞いていても、語頭の /l/ が「かなり暗め」で w 気味に聞こえるときが普通にある気がします。
/l/ は現れる環境によって音質がかなり変化するので、さまざまな要因が影響している可能性もありますが、また何か気づきがあれば加筆したいと思います。
ひよこ
発音・音声学書籍リスト
僕が読んでいる発音本・音声学書籍は以下の記事にリストにしてまとめていますので興味がある人はぜひご覧ください。
らいおん
数が多いので少しページが開くのに時間がかかる場合もありますが、開きます!
