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サラ
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Praatでイントネーションを可視化する
この記事では僕が普段から Praat というソフトを使って分析しているピッチ変化を音声+映像の動画でまとめていきます。ぜひイントネーション学習の参考にしてください。
各イントネーションの詳しい解説は今後YouTubeや本サイトの他の記事などで補足していきます。よって本記事では各イントネーション用語の解説などはまだありませんんでご了承ください。また、以下のイントネーション学習全体像の動画もぜひご覧ください。
英語のイントネーション4つの基本トーン
まずはじめに、英語のイントネーション4つの基本トーン=音調(tone)を見てみましょう。イントネーションはとにもかくにもこの4つのトーンがスタートです。
- 下降調(fall)➘
- 上昇調(rise)➚
- 下降上昇調(fall-rise)➘➚
- 平坦調(level)→
下降調(fall)・上昇調(rise)・下降上昇調(fall-rise)・平坦調(level)
英語のイントネーション4つの基本トーン=音調(tone)を John という1音節単語で見てみましょう。
- John ➘
- John ➚
- John ➘➚
- John →
John
4つのトーンを2語で
次は2語でイントネーション4つの基本トーンを見てみましょう。Excuse me という2語です。
- Excuse me ➘
- Excuse me ➚
- Excuse me ➘➚
- Excuse me →
Excuse me
下降調・上昇調・下降上昇調・平坦調が苦手な場合
下降調・上昇調・下降上昇調・平坦調の読み分けが苦手な場合、「da(ダー)」など英単語でなくどんな語でもいいので短めの語で練習してみるのもおすすめです。
- da➘
- da➚
- da ➘➚
- da →
da
センテンスレベルでのピッチの下降や上昇
ここまでで、1音節の John や2語の Excuse me などの上昇や下降を見てきましたが次は、センテンスレベルでピッチが上昇したり下降する様子も見てみましょう。
以下の Why didn’t you ask him to go? という文を以下の図のイントネーションで読んでみます。これは東後勝明先生の「英会話のリズムとイントネーション」にあった文とイントネーションにあったものです。
以下の Why didn’t you ask him to go? は、 Why が最も低いところから始まり、段々と声が高くなり、go が最も目立って一気に高いところから下がるイントネーションです。
Why didn’t you ask him to go?
上昇調の尾部(tail):核の後も上昇し続ける例
次は、上昇調の尾部(tail)が上昇し続ける例を expectation という単語で見てみましょう。
expectation
ピッチ変化の前のステップダウンの様子
次は先ほどの expectation と同じく上昇調ですが、今度は核の前でステップダウンしている例を見てみましょう。
impossibility
以下、JC Wells著の「英語のイントネーション」(研究社)を引用します。Coming Soon
上昇調の尾部(tail):核の後も上昇した後、高いレベルでとどまる例
次は同じく上昇調ですが、今度は上昇調の尾部(tail)が核の後も上昇し、その後高いレベルでとどまる例を単語レベルで見てみましょう。 ability という単語で見てみます。
ability
高上昇調:核の後も上昇
次は同じく上昇調ですが、今度は先ほどの ability よりの声を高くした高上昇調の例を見てみましょう。
ability
ability
2語で上昇調:核の後も上昇
次は2語で上昇調を見てみましょう。2語でも先ほどの ability と理屈は同じです。
Katie did?
上昇調の尾部(tail):核の後も上昇した後、高いレベルでとどまる例
次は同じく上昇調ですが、今度は上昇調の長い尾部(tail)の例を見てみましょう。 核の後も上昇し、その後高いレベルでとどまるability 様子を数語の長い尾部で見てみます。
Katie went to the department store?
ドレミファソラシドのPraatでのピッチ変化
番外編ですが、今度はドレミファソラシドのピッチ変化をPraatにかけたのが以下の動画です。
ドレミファソラシド
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発音・音声学書籍リスト
僕が読んでいる発音本・音声学書籍紹介は以下の記事にリストにしてまとめていますので興味がある人はぜひご覧ください。
らいおん