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サラ
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we’re のカジュアル発音:YouTube動画解説
この記事の内容はYouTubeでも動画解説していますのでぜひご覧ください。
we’re の発音:発音記号
この記事では we are の短縮形 we’re の発音について簡単に解説します。上級者向けに、速い会話などでよく聞くカジュアル発音まで解説します。
まず、we’re の基本発音ですが、ご存知のように普通
/wɪɚ/
と発音されます。
we’re の発音が/wɪɚ/に聞こえない?
ところが、速い発話で we’re が「なんか /wɪɚ/ のように聞こえない気がする…」と感じたことはありませんか?その時は実は「カジュアルな発音」がされているのかもしれません。
we’re はカジュアルな発音では were と同じ発音
実は we’re はカジュアルな発音では
になってしまうことがあります。
we’re のカジュアル発音を記載している辞書
あまり辞書に載っていない発音ですが、このことを記載している辞書もあります。
自分が知る限り、
- Merriam-Webster Learner’s Dictionary
- ジーニアス英和辞典第5版
- ジーニアス英和大辞典
- リーダーズ英和辞典
などの辞書にはこのカジュアル発音 /wɚ/ または /wɚː/ について記載があります。
これらを除くとほとんどの辞書でこの発音は記載なしです(ロングマン発音辞典・ケンブリッジ発音辞典・グランドセンチュリー英和辞典第4版などにも載っていませんでした)。
we’re = were = /wɚ/ or /wɚː/はどのくらいカジュアルな発音か
自分としてはかなりの頻度で普通に we’re = were = /wɚ/ or /wɚː/ を聞く印象で、「よく聞く発音」と言えるレベルだと思っています。しかし、この we’re = were = /wɚ/ or /wɚː/ の発音はどのくらいカジュアルな発音なのでしょうか?
we’re = wereの発音は学習者にはおすすめしない
僕が代表をつとめるオンライン英語スクールらいひよ®のネイティブトレーナーに聞いてみたところ、以下の回答をもらいました。
- we’re = were = /wɚ/ or /wɚː/ はカジュアルな発音で、珍しくはない
- TEDトークなどでもこの発音はよく聞く
- プレゼンテーションでもそういう話し方をする人もいるが、特にビジネスではお勧めできない
- gonna などでも同じだが、これらのくだけた発音は“全速力”でスピード感を持って言わないと、ひどい音に聞こえる
- 学習者にこのようなカジュアルな言葉を使うことは決して勧めない
らいおん
we’re のカジュアル発音の実際の音声
では実際に we’re = were と発音されている音源を聞いてみましょう。
…Now we’re collecting…
…if we’re lucky…
…if we’re going to..
Kathryn A. Whitehead のTEDトーク The tiny balls of fat that could revolutionize medicine より
ひよこ
where もカジュアル発音では were と発音される
ちなみに where も実はカジュアルな発音では were と発音されていることが多いです。
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発音・音声学書籍リスト
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らいおん