【要注意な語法】challenge の使い方:tryとの違い

らいおん

challenge の使い方について解説するよ!
上級者でも盲点な語法だからしっかり整理しておこう!

ひよこ

この記事を書いた人

サラ

英語ジム らいおんとひよこ®代表
・コロンビア大学 大学院卒:英語教授法修士
・ETS (Educational Testing Service) 米国本社の元問題作成者

 

動詞 challenge の語法

この記事では「動詞 challenge の使い方」について解説します。僕が代表をつとめるオンライン英語スクールらいひよ®の生徒さんを見ていても challenge の語法をしっかり理解できていない方が多いように思います。

この記事を読めば challenge の基本的な使い方が分かるのでしっかり整理しておきましょう。

NOTE
この記事では名詞の用法は割愛します。

 

「挑戦する」は challenge でOK?

さて、早速ですが以下の文をご覧ください。これは僕の生徒さんが実際に使っていた英文です。

I’m challenging TOEIC.

 

私はTOEICに挑戦しています。

この文は不自然な英文と言えます。なぜこのような使い方を避けた方がよいのでしょうか?

 

「〜に挑戦する」の意味では「challenge+モノ」は使わない

実は「〜に挑戦する」「〜にチャレンジする」という意味では「challnege+モノ」という使い方は基本的に誤り/不自然です。

ジーニアス英和辞典第5版では以下のような解説があります。

challenge と try の語法

日本語でいう「苦手なものに挑戦する」には try を使い、challnge は不可

(×)The Australian tourist challenged sashimi.

(○)The Australian tourist tried sashimi.

オーストラリアからの観光客は刺身に挑戦した

また、新英和大辞典やウィズダム英和辞典でも以下のような記述があります。

新英和大辞典

日本語では「エベレストにチャレンジする」のように目的語に物・事がなるが、英語の challnge の目的語は必ず「人」である。

ウィズダム英和辞典
日本語の「難問にチャレンジする」のように物・事を目的語としない
日本語の「チャレンジする」につられて間違えないようにしよう!

ひよこ

よって、最初に提示した I’m challenging TOEIC. は「~に挑戦する」という意味で challnege を使っており、かつ直後に「モノ」が来ているので避けたほうがよい、ということになります。

try を使って書き換えても良いですが、例えば、

I’m studying hard to improve my score on TOEIC.

などと言うことができます。

 

まず覚えておきたい challenge の3つの意味

では動詞 challenge はどのように使えばよいのでしょうか?challenege はいろいろ意味がありますが、まずは以下の3つの意味を覚えておくとよいでしょう。

まず覚えておきたいchallengeの3つの意味
  1. 人に勝負・試合などを挑む・挑戦する
  2. 人の能力・技量を試す
  3. 意見・考え方などの妥当性を疑う・意義を唱える

らいおん

以下で順番に簡単に見ていこう!

 

動詞 challenge の意味①

まず覚えておきたい動詞 challenge の意味は「人に勝負・試合などを挑む・挑戦する」の意味です。

「人に勝負などを挑む」の使い方
  1. challenge 人
  2. challenge 人 to 名詞
  3. challenge 人 to 動詞の原形
この時は challenge の直後に「人」来ているね!

ひよこ

よって、例えば2の「challenge 人 to 名詞」用法なら、

英語

I challenged him to a debate.

日本語

彼にディベートを挑んだ。

のように言うことができます。あるいは3の「challenge 人 to 動詞の原形」の使い方なら、

英語

challenged my brother to beat me at tennis.

日本語

私はテニスで私を負かしてみろと弟に挑んだ。

オーレックス英和辞典より

と言えます。

ちなみに前置詞は to 以外に for などを伴う場合もあります!

ひよこ

 

英英辞典の定義:meaning of challenge

さて、この「人に勝負・試合などを挑む・挑戦する」の意味の challenge をオックスフォード現代英英辞典で引くと、

to invite somebody to enter a competition, fight, etc.

と定義されており、「competition や fight に invite =招く」というニュアンスであることが分かります。

ロングマン現代英英辞典でも

to invite someone to compete or fight against you, or to try to win something

と定義されています。

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動詞 challenge の意味②

動詞 challenge で覚えておきたい2つ目の意味は「人の能力・技量を試す」= test somebody’s ability and skills です。

「人の能力・技量を試す」の使い方
  1. challenge 人
  2. challenge 人 to 動詞の原形

例えば、1の「challenge 人」の用法なら、

英語

I want to find a job that challenges me

日本語

自分の能力が試されるような仕事を見つけたい。

ジーニアス英和辞典第5版より

また、2の「challenge 人 to 動詞の原形」の用法なら、以下のように言えます。

英語

A: How do you like your new job?

 

B: I really like it. It challenges me to think about business in a new way.

日本語

A: 新しい仕事はどうですか?

 

B: 本当に気に入っています。今度の仕事のおかげで、新しいやり方でビジネスを考えるようになりました。

ジーニアス英和大辞典より

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英英辞典の定義:「人の能力・技量を試す」

さて、この「人の能力・技量を試す」の意味の challenge をオックスフォード現代英英辞典で引くと、

test somebody’s ability and skills, especially in an interesting way

と定義されています。前述もしましたが、test somebody’s ability and skills というニュアンスがあることが分かります。

 

動詞 challenge の意味③

動詞 challenge で覚えておきたい最後の3つ目の意味は「意見・考え方などの妥当性を疑う・意義を唱える」です。この時は challnege の後に人でない目的語を取ることが可能です。

使い方はいくつかありますが、まずは以下の例文で覚えておくといいでしょう。

英語

HIs research challenged traditional beliefs.  

日本語

彼の研究は伝統的に正しいと信じられていたことに疑問を投げかけた。

ウィズダム英和辞典より

 

まとめ:challenge の使い方

お疲れ様でした。この記事では動詞 challnege の使い方を整理しましたが、(×)I’m challenging TOEIC. のように、

〜に挑戦する」「〜にチャレンジする」という意味では「challnege+モノ」という使い方をしない

ということをしっかり覚えておきましょう。

また、まずは以下の3つの意味を覚えておくようにして、それぞれの意味で例文がすぐに出せるようにしておきましょう。

まず覚えておきたいchallengeの3つの意味
  1. 人に勝負・試合などを挑む・挑戦する
  2. 人の能力・技量を試す
  3. 意見・考え方などの妥当性を疑う・意義を唱える

らいおん

自分でも辞書で用法を確認してしっかり整理しておこう!

 

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