【humanとhuman beingの違い】「人間」は英語でなんという?

この記事を書いた人

サラ

英語ジム らいおんとひよこ®代表
・コロンビア大学 大学院卒:英語教授法修士
・ETS (Educational Testing Service) 米国本社の元問題作成者

 

humanとhuman beingの違いは?

人間」を表す英語は様々な表現がありますが、例えば

  1. human
  2. human being

と言うことができ、このどちらを使ったらよいか迷ったことはありませんか?

使い分けが難しいのですが、本記事ではこの2つの違いについて詳しく解説していきます。

辞書の記述・解説などを紹介しながら整理していくよ!

ひよこ

 

humanとhuman beingの品詞の違い

まずはじめに注目したいのが、human と human being の「品詞的な違い」で、

  • human は「形容詞」としても「名詞」としても使える
  • human being は「名詞」のみ

ということがポイントです。

 

humanは「形容詞」用法をまず覚えよう

human は、ほとんどの辞書で「人間の」という意味の「形容詞」用法が最初に載っていて、例えば、

  • human behavior:人間の行動
  • human error 人為的ミス

などと言えます。

らいおん

human はまずはこの「形容詞」用法を覚えておくといいと思います!

 

humanの「名詞」用法

しかし、human には「」「人間」という意味の「名詞」用法もあり、例えば、

Humans and apes have a common ancestor.

 

訳:人類とサルの祖先は共通である.

 

ウィズダム英和辞典第4版より

などと言えます。

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human beingは「名詞」のみ

一方で、前述の通り human being は「」「人間」を意味する「名詞」のみです。

例えば、

Human beings are much more intelligent than animals.

 

訳:人間は動物よりずっと知性がある.

 

ジーニアス英和辞典第6版より

などと言えます。

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「人間」を「名詞」で表す場合:human(s)とhuman being(s)の2通りで言える

さて、ここまで理解すると、「人間」というのを「名詞」で表したい場合は、

  1. humans(または a human)
  2. human beings(または a human being)

2通りの言い方があることが分かります。

12に違いはあるのか?、そして、どちらが好まれるのか?」が気になってくるね!

ひよこ

 

humanを「名詞」で使う時は複数形humansが多い

オーレックス英和辞典第2版で、humanの「名詞」用法を見てみましょう。

すると、

  • humanは「名詞」では、しばしば humans と複数形-sで用いられる
  • ふつうはhuman being(s)を用いる

などと補足があります。

らいおん

a human という時もあるけど、たしかに humans の複数形の方がたしかに多い気がするね!
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「人間」を表す「名詞」はhumanよりもhuman beingの方が一般的

また、ウィズダム和英辞典で「人間」と引くと、「人間」は

a human being

a human

などで表すことができ、「使い分け」のポイントとして、

「(a humanよりも)a human beingの方が一般的

とあります。

つまり、辞書によっては、

humans(または a human)よりも、human beings(または a human being)の方が普通

と解説している、と言えそうです。

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humanとhuman beingの違い:ここまでのまとめ

ここまでのポイントを整理します。

ここまでのまとめ
  • human は「形容詞」としても「名詞」としても使える
  • human being は「名詞」のみ
  • human はまずは「形容詞」用法を覚えておくといい
  • human が「名詞」用法の時はしばしば humans の形で複数形で使われる
  • 「名詞」では humans(または a human)よりも human beings(または a human being)の方が一般的

とまとめることができ、学習者はまずはこれらを覚えておくのがいいと思います。

 

humans と human beings はあまり意味に違いがない?

さて、ここまでは各辞書の記述などを参考に「human と human being の違い」について整理しました。

“大まか” には、ここまでまとめた内容を理解しておけば十分でしょう。しかし、個人的には少し違う捉え方をしていることもあるので以下にもう少し補足したいと思います。

僕のアメリカ大学院の友人(英語教授法修士のアメリカ人)に

「名詞」の humans と human beings の違い

についてどう思うか聞いてみました。すると、

  • 日常的な意味なら、両方とも名詞で interchangeably に使用してもいい時が多く、humans と human beings にあまり意味の差を感じない
  • 強いて言えば humans の方が生物学的な分類としての classification をより感じる
  • human beingsの方がより「包括的で一般的」な語に感じる

とのコメントをもらいました。

 

humans:生物学的分類、human beings:意味が広い一般的な語

また、Chat GPTに聞いてみたところ、

  • humans: 特に biological classification のニュアンスがある。more scientific and biological term
  • human beings: より包括的な語で、humans より広い意味で使われることも多い。more inclusive and encompassing
  • 日常的に使う場合、あまりあまり意味の差がない時も多い

と回答があり、友人と同じような答えが返ってきました。

 

humansよりもhuman beingsの方が一般的?

また、前述の通り、辞書の中には、

「名詞」ではhumans(または a human)よりもhuman beings(または a human being)の方が一般的

と解説しているものもありますが、この記述についてはどう感じるか?、と友人に聞いたところ、“I think you can ignore it” という感じで、

日常的に使う場合は、この2つの違いを気にしている人はあまり多くなく、どちらもほぼ interchangeably に使えるのであまり気にしなくていいと思う

とのコメントをもらいました。

 

まとめ:humanと human beingの使い方

お疲れ様でした!ここまでをまとめると以下のようになります。

「人間」を表す英語:学習者がまず覚えておきたいこと
  • human は「形容詞」としても「名詞」としても使える
  • human being は「名詞」のみ
  • human はまずは「形容詞」用法を覚えておくといい
  • human が「名詞」用法の時はしばしば humans の形で複数形で使われる
  • 「名詞」では humans(または a human)よりも human beings(または a human being)の方が一般的

これに加えて、以下の補足も覚えておくといいかもしれません。

補足
  • 日常的な場面で「名詞」の humans と human beings を使うなら、どちらも interchangeably に使え、あまり意味の差を感じないこともしばしば
  • humans の方が生物学的な分類としての classification をより感じる
  • human beingsの方がより「包括的で一般的」な語に感じる
*その他、特定の文脈ではどちらかが好まれることもあり、また、文脈によっては細かいニュアンスの差などはあるでしょう!

ひよこ

らいおん

*あくまで日常的な場面でに human と human being を用いる場合、学習者が知っておくといいかなというポイントを本記事で整理した、いう感じで参考にしてください!

 

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