サラ
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海外ドラマ・洋画の英語のリスニング
この記事では「リスニング」の話をします。英語学習者なら「海外ドラマ・洋画の英語を完璧に聞き取れるようになりたい!」と1度は感じたことがあると思います。
高い目標を掲げることはもちろん素晴らしいことです。しかし、海外ドラマ・洋画を「完璧に」、あるいは「ほとんど」聞き取れるようにする、という目標は実はほとんどの学習者が感じているよりもずっと難易度が高いと言えます。
海外ドラマ・洋画が聞き取れるレベル
ちょっと大げさかもしれませんが、海外ドラマ・洋画をほぼ聞けるようになりたい、というのはほとんどの英語学習者にとって、野球で言うとまだまだアマチュアなレベルなのにいきなりメジャーリーグを目指すようなレベル感になると思います。
しかし、この記事で伝えたいのはそこではないのでまだ失望しないでください。「ある程度聞き取れるように」という目標なら、現在の英語力にもよりますがなんとか達成可能な目標とも言えるでしょう。この記事ではそのことについて簡単に書きたいと思います。
英語資格試験リスニング → ニュース英語9割聞けるレベルへ
以下の動画でもお話していますが、経験上、学習者はまずは
英語資格試験リスニングが聞ける → ニュース英語が9割聞ける
というレベルを目指すのがいいと思います。
「ニュース英語が9割聞ける」というレベルでもほとんどの学習者が到達していないと思います。このレベルでも一般的には「超上級」な学習者と言われるレベルかもしれません。
ニュース英語が聞けてもトークショーは難易度が高い?
しかし、ニュース英語が9割聞けても僕の感覚だとアメリカなどのトークショーは7割〜8割程度しか聞けないと感じます。もちろんそのショーのジャンルにもよりますが、そのくらい、生英語の難易度は高いと思います。
「トークショー」というのは以下の記事で紹介しているようなショーのことをここでは言っています。
海外ドラマ・洋画のリスニングの難易度
ニュース英語やトークショーがある程度聞ける人でも、海外ドラマ・洋画のリスニングはせいぜい6.5〜8割程度聞けるというレベルかなと思います。この「聞ける」というレベルは、聞こえたものを全て書き起こせと言われれば冠詞・前置詞の機能語も含め書き起こせるレベルという意味で言っています。
海外ドラマ・洋画のリスニングはそのくらい難しいと思います。
そもそもなぜ海外ドラマ・洋画のリスニングは難しいのか
さて、海外ドラマ・洋画のリスニングの難易度は十分伝わったかと思いますが、ところで、
を深く考えて分析したことはありますか?
その理由を本記事だけで全て挙げるのは難しいですが、今回はみなさんに覚えておいてほしいことを1つだけ紹介します。
「速い発話」で全くイメージしているのと異なる発音になっている時
海外ドラマ・洋画にかかわらず、「速い発話」では、「自分が想像もしていなかったような発音」がされていることがあります。その速い発話での発音の「知識」を持っていないと聞き取れない可能性も高くなってしまうということです。
we’re の発音は were と同じ?
例えば、we’re の発音は”基本的”には /wɪɚ/ ですが、「we’re が /wɪɚ/ に聞こえない気がする…」と感じたことはありませんか?実は、速い発話では
なっていることがかなりあります。
しかし、このことはほとんど教えられることがなく、知っている学習者も皆無だと思います。
where の発音は were と同じ?
同様に、where の発音は”基本的”には /weɚ/ ですが、
なっていることがかなりあります。
つまり、速い発話では we’re = where = were という感じで、全て同音になることもあります。
これらの発音は「知識」として知っているかによって、リスニングに影響すると言えます。
we’re と where の速い発話での発音について、YouTubeで動画解説しているのでぜひご覧ください。
「自分のイメージの発音」と「実際の発音」にの乖離(かいり)
まだまだ他にもたくさんのことが海外ドラマや洋画のリスニングを難しくしていますが、まずは今日は、速い発話ではこのような「自分のイメージの発音」と「実際の発音」にかなりの乖離(かいり)があることもある、ということは覚えておきましょう。
サラ
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