【上級者でも盲点】idea と thought の違い

らいおん

混同しやすい idea と thought の違いを解説するよ!
どちらも「考え」と訳せるけど何が違うのか考えてみよう!

ひよこ

この記事を書いた人

サラ

英語ジム らいおんとひよこ®代表
・コロンビア大学 大学院卒:英語教授法修士
・ETS (Educational Testing Service) 米国本社の元問題作成者

 

idea と thought の違い

まずロングマンアクティベータの解説を見てみましょう。idea と thought の違いは以下のように整理されています。

idea の意味
something that you think of, such as a plan or suggestion

 

thought の意味
an idea ― use this when you have not yet considered it carefully

idea は「計画」「提案」などのことを指しますが、thought は「注意深く考えていない考え」を表す時にしばしば使われます。

なるほど、こんな違いがあるんだね!

ひよこ

らいおん

そうだね、ただ、まだピンとこないこともあるね。他にも辞書などを比べてみよう!

 

difference between idea and thought

次はオックスフォード新英英辞典の定義を見てみましょう。

thought の意味
オックスフォード新英英辞典では thought は

 

an idea or opinion produced by thinking, or occurring suddenly in mind

 

と定義されています。

thoughtは「突然浮かんだ考え」という意味があることが分かります。

また、英和辞典でも thought の定義を見てみましょう。

thought の意味
ジーニアス英和辞典では thought は

 

(一時的な)考え、思いつき; 長期にわたって持つ考え・持論はopinion

 

と定義されています。

thought は「突然浮かんだ考え」「一時的な考え」であることが分かるね!

ひよこ

 

何か解決策や提案として機能できるのは idea

こちら記事の idea と thought の違いが分かりやすいですが、idea は「その考えによってタスクや問題が解決・完了できること」と考えるといいでしょう。

一方で、thought は「ランダムに思い浮かぶ考えで、thought が合わさると idea という解決策・提案になる」と考えると分かりやすいです。

らいおん

まだピンとこないかもしれないので以下での英文で違いを整理しよう!

 

ランダムに思い浮かぶ thought が合わさると idea という解決策・提案になる

Quora の “What is the difference between a thought and an idea?” への回答には以下の英文があります。thought と idea の違いを上手く区別している文です。

NOTE
You can have a million thoughts, but no idea, but you can’t have an idea without thoughts.

 

無数の thought があったとしても idea が1つもないことはあり得る。しかし、thought なしに idea が出ることはない。

また、以下の説明もしっくりくると思います。

Thought – “I can be a millionaire.”

 

自分は大金持ちになれる!

Idea – I can be a millionaire by opening up a unique business which everybody will like.

 

誰もが気に入るようなユニークなビジネスを始めれば自分はお金持ちになれる!

thought と idea を理解するのに分かりやすい例だね!

ひよこ

らいおん

今回の記事では「考え」と訳せるような意味の時の idea を thought の違いを解説したけど、idea thought 共に、この記事で紹介した以外にもいろいろな用法や意味もあるよ。自分でも英和辞典や英英辞典の例文で違いを確認しよう!
あわせて読みたい
ロングマンアクティベータについては以下の記事もぜひお読みください。 【類語のニュアンス比較】ロングマンアクティベータが絶対おすすめ

 

さらに知識を深めよう!

「Writing」カテゴリで間違えやすい表現をまだまだ紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

Writingカテゴリの記事を読む