【英語のイントネーション】核の特定やイントネーション表記が難しかったもののメモ

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この記事を書いた人

サラ

英語ジム らいおんとひよこ®代表
・コロンビア大学 大学院卒:英語教授法修士
・ETS (Educational Testing Service) 米国本社の元問題作成者

 

この記事は自分の備忘録も兼ねたメモです。僕が英語のイントネーションを分析している時に、核の特定イントネーション表記が難しいと感じたものを記録しておきます。

注意
この記事を読むには、イントネーションのある程度の基礎知識が必須です。備忘録のため、詳しい解説はないのでご了承ください。

あわせて読みたい
英語のイントネーションの基本4トーン」(下降調・上昇調・降昇調・平坦調については以下の記事で簡単に解説しているのでこちらもぜひご覧ください。 rite of passage【英語のイントネーション】基本の4トーン(音調):下降調・上昇調・降昇調・平坦調

 

1: TEDトークの「Grit: The power of passion and perseverance」から

以下はTEDトークの「Grit: The power of passion and perseverance」からの抜粋です。0:43くらいから、

ˈSome of my ˏsmartest °kids | weren’t doing so well.

という箇所があるのですが、

weren’t doing so well.

のイントネーション表記が難しいなと感じました。

ピッチ変化的には、以下のようになります。

僕としては、weren’t と doing はともに平坦で、weren’t から doing にかけてピッチレベルが一段階階段のように下がり、さらに so でピッチレベルが下がっているように聞こえます。so からは明確な下降があります。

サラ

らいおん

ただ、信頼できるイントネーション仲間に相談したところ、doing を下降調の核としてもいいのでは、というコメントももらいました!
確かに、そのように考えると表記としてはしやすくなりますが、このイントネーション句は考えれば考えるほど、核とイントネーション表記が難しいな、とも感じてしまいます!

ひよこ

 

以下は0.5倍速です。

また何か追記があれば追記します!

サラ

 

2: TEDトークの「Try something new for 30 days」から

以下はTEDトークの「Try something new for 30 days」からの抜粋です。1:41くらいから、

all you have to do

という箇所があるのですが、ここのイントネーション表記が難しいなと感じました。

ピッチ変化は、以下のようになります。

 

ピッチ変化自体は比較的捉えやすく、all から上昇が始まり、段々とピッチが高くなっていき、do で最も高くなっています。

do が最も目立つ感じはあるのですが、do を核と捉えると、all you have to を「上昇頭部」と考える必要があります。

サラ

 

上昇頭部に続く核のトーンは「高下降調」

しかし、例えば、J. D. O’Connor and G. F. Arnold著「Intonation of Colloquial English 2nd Edition」のモデルを考えると、上昇頭部に続くのは「高下降調」です。(もちろん「この本では… = In this book」という感じで限定していますが)

らいおん

しかし、ここの例では do は下降調ではないね。 
となると、TSM (Tonetic Stress Mark )を使った表記だと以下のようになるかもね…

ひよこ

ˏall you °have to °do

この表記で、自分で読んでみると、元のTED音源に近い感じにはなります。しかし、このイントネーション句においては、どちらかというと all の方が目立つようにも聞こえるので、all を核にしたい気持ちにもなります。

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イントネーションあるあるですが、ピッチが高いだけで、そこが目立って読まれていると錯覚しまうことはよくあります。

よって、do のピッチが最も高いので、そこを核だと感じている可能性もあるかもしれません。

サラ

らいおん

その兼ね合いもあるかもしれないね…。

 

3: TEDトークの「The game that can give you 10 extra years of life」から

以下はTEDトークの「The game that can give you 10 extra years of life」からの抜粋です。0:17くらいから、

I’m going to try to increase

という箇所があるのですが、ここのイントネーション表記が難しいなと感じました。

ピッチ変化は、以下のようになります。

上昇頭部で、その後も基本的には上昇は続いています。

ちなみにこのような「上昇頭部」の後に「上昇調」というのは個人的にしばしば聞く印象です。

サラ

 

4: TEDトークの「The game that can give you 10 extra years of life」から

同じく、TEDトークの「The game that can give you 10 extra years of life」からの抜粋です。0:39くらいから、

I’ll explain it all later.

という箇所があるのですが、上昇頭部+下降上昇調とみなすか、それとも…

ピッチ変化は、以下のようになります。

 

 

5: TEDトークの「The game that can give you 10 extra years of life」から

同じく、TEDトークの「The game that can give you 10 extra years of life」からの抜粋です。1:13くらいから、

This is a totally reasonable assumption.

という箇所があるのですが、ここのイントネーション表記が難しいなと感じました。

ピッチ変化は、以下のようになります。

 

 

5: The Daily Show with Trevor Noahから

Boring のイントネーションに注目。

 

また何か気づきがあったら追記します!

ひよこ

 

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