ジーニアス英和辞典第5版の participation の発音表記

この記事を書いた人

サラ

英語ジム らいおんとひよこ®代表
・コロンビア大学 大学院卒:英語教授法修士
・ETS (Educational Testing Service) 米国本社の元問題作成者

 

ジーニアス英和辞典第5版の participation の発音表記

この記事は発音に関する備忘録です。ジーニアス英和辞典第5版(G5)の participation の発音表記ですが、以下の画像のように第2アクセントが第1音節にあると表記されています。

 

ジーニアス英和辞典第5版以外の participation の発音表記

しかし、G5以外の手持ちの辞書ほぼ全てで、第1音節でなく第2音節に第2アクセントがあると表記されています。僕はアメリカ英語派ですが、少なくともアメリカ英語においてG5のこの第1アクセント位置は、違和感なのですが僕の理解違いでしょうか?

 

イギリス英語では participation の par- が第2アクセントの可能性もある?

ちなみにG5でなく、ジーニアス英和大辞典の方は第2音節に第2アクセントがあるとなっていました。

ただし、ロングマン発音辞典によると、一部イギリス英語でpar-が第2アクセントの可能性もあるようです。

 

アメリカ英語では participation の発音

僕が participation は少なくともアメリカ英語で第2音節が第2アクセントだと感じる理由は以下の2つです。

  1. 第1音節は /pɑɚ/ の発音が基本ですが、/pɚ/ や /pə/ となるのも聞く印象で、その場合第1音節は第2アクセントにならないと感じる
  2. 第2音節では弾音化が起こらないのが普通。これはつまり第2音節にアクセントがあるということではないか

僕の理解違いなのか…?また何か分かったら追記します。

 

追記:ジーニアス英和辞典第6版の発音

ジーニアス英和辞典第6版が2022年に発売されましたが、G6では、以下の画像のように participation は修正されていました。

 

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