【上級者でも盲点】because, since, asの違い・使い方:理由を表す接続詞の区別

らいおん

because, since, asの違いについて解説するよ!
上級者でも使い分けが盲点かもな項目だね!しっかり整理しておこう!

ひよこ

この記事を書いた人

サラ

英語ジム らいおんとひよこ®代表
・コロンビア大学 大学院卒:英語教授法修士
・ETS (Educational Testing Service) 米国本社の元問題作成者

 

because, since, asの違い:YouTube動画

この記事では「理由・原因」を表す接続詞「because, since, asの違い」について解説します。

まずは結論からということで、これらの違いの全体像から見ていきましょう。

becauseとsinceとasの違い:全体像
  • because:「〜だから、〜なので」。原因・理由を新たな情報として明確に述べる最も一般的な接続詞
  • since:「〜である以上」。話し手・聞き手がすでに知っている理由について述べる
  • as:「~だから、〜なので」。補足的な説明

らいおん

それでは以下で順番に詳しく見ていこう!

 

接続詞 because:「〜だから、なので」

まずは becasue から見ていきましょう。「徹底例解ロイヤル英文法(改訂新版)」によると、

because は原因・理由を表す最もよく用いられる接続詞で、since, as などに比べて、よりはっきりした、直接的な原因・理由を表す

という記述があります。

また、「表現のための実践ロイヤル英文法」を引用すると、

  • 理由を新たに最も明確に示すのは because
  • 原因や理由を新たな情報として明確に述べるための接続詞

という解説もあります。

さらに、ジーニアス英和辞典第5版では、

類語の as, since が多義なのに対し、because は原因・理由の意味しか表さない。そのため最も意味が強い

という記述もあり、because が since, as などよりもはっきりと理由を表すことが分かります。

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because節の位置:主節の後に置かれることが多い

次に because を置く位置について少し整理します。僕のらいひよ®の生徒さんを見ていても、becauseを置く位置についてほとんど意識していない人がほとんどという印象ですが、超ざっくり言うと、

because は文頭でなく文中に置かれることが多い

ということをまず覚えておきましょう。つまり、

Because 文, 文. よりも 文 because 文. のパターンの方が多い

ということです。ジーニアス英和辞典第5版では、

because は聞き手の知らない原因・理由を述べる時に使われることが多いが、特にその理由が文の最も重要な部分になっている場合は主節の後に置かれる

と解説があります。よって、ジーニアスの例文を引用すると、以下のように言えます。

英文

I went home early yesterday(,) because I had a little fever.

日本語

昨日早く帰宅しました。少し熱があったからです。

なお、この時コンマはあってもなくてもOKだよ!

ひよこ

 

フォーマルな書き言葉では文頭のbecauseを避ける

また、特にフォーマルな書き言葉では文頭の because を避ける傾向にあります。「ロングマン現代英英辞典」には

In formal written English, don’t use because at the beginning of a sentence.

 

フォーマルな書き言葉では because を文頭で使わないこと

という記述もあります。

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Becauseを文頭に置くのは全体の1割にも満たない?

このように、becauseの節は主節の後に置かれることが多いことはしっかり覚えておきましょう。ただ、because が主節の前に置かれることもあります。

「表現のための実践ロイヤル英文法」を引用すると、

原因や理由を述べることが主な目的であれば、because 以下は新しい情報だから、because節を主節の後に置き、逆にその結果を述べるのが主な目的であれば、because節を主節の前に置く、というパターンがある

とあります。

ただ、ウィズダム英和辞典によると、

[コーパス]

because節だけでなく主節の内容にも焦点をおきたい場合、主節を文末に置くためbecause節を文頭に移動することもあるが、こういった語順は全体の1割にも満たない

とあり、because は文中に置かれることがやはり多いようです。

 

接続詞 as, since は文頭に置くのが好まれる?

一方で、as や since の位置についてはウィズダム英和辞典では、以下のような記述もあります。

as, since…などの節は、聞き手にとって既知の内容を伝えるため、意味上の焦点となる文末よりも文頭が好まれる

since や as が文頭に置かれることが多いことはぜひ覚えておきましょう。

since と as の意味についてはこの後解説するよ!

ひよこ

 

接続詞 since:〜である以上

それではここからは since の意味について見ていきましょう。徹底例解ロイヤル英文法(改訂新版)を引用すると since は

話し手、聞き手の両方がすでに知っている理由を述べる時に用いる

という記述があります。

すでに知っている「既知情報」として理由を述べる時によく使われる、というのがポイントです。since は「〜である以上」という訳語をあてると上手くいくことが多くおすすめです。

ジーニアスの例文を引用すると、以下のように言えます。

英文

Since Ann is no longer my wife, I’m not responsible for her debts.  

日本語

(あなたも知っているように)アンはもう私の妻ではないので、私には彼女の借金を支払う義務はない。

 

since節の位置:文頭(主節の前)に置かれることが多い

前述の通り、「〜である以上」という理由を表す since は主節の前に置かれることが多いです。これを理解した学習者は以下のことも合わせて覚えておきましょう。

発展

「徹底例解ロイヤル英文法」では以下の解説もあります:

 

「〜以来」という意味の「時」を表す since は主節の後に置かれることが多い

 

接続詞 as:〜だから、なので

次は「理由」を表す as の意味について確認しましょう。as は間接的で補足的な原因・理由を表す場合に用いられます。

〜だから」「〜なので」という訳語を覚えておきましょう。ウィズダム英和辞典の例文を引用すると、以下のように言えます。

英文

As it was raining, we decided to stay home.  

日本語

雨が降っていたので家にいることにした。

 

理由を表すasのニュアンス

「表現のための実践ロイヤル英文法」を引用すると、

原因や理由を表す as は、because と since より改まった感じがやや強い

と説明されています。

 

as節の位置:文頭(主節の前)に置かれることが多い

as節が置かれる位置についてですが、前述の通り、主節の前で文頭に置かれることが多いと言えます。また、ロイヤル英文法では

主節の前、もしくは付け足し的に主節の後に置かれてその理由を述べる

ともあります。

 

 理由を明確にしたいならasでなくbecauaseかsinceが好まれる?

ところで、接続詞 as は「理由」を表す以外にも様々な意味で用いられます。この点に関して、「徹底例解ロイヤル英文法」では

as は時や様態を表すことが多くて紛らわしいので、理由を表すのに<米>では避けられる傾向があり、代わりに because, since が用いられることが多い

と補足があります。

研究社の新英和大辞典でも同様の説明があり、

「理由」の用法の as は意味が不明確になりがちなため、特に<米>では避けられ、代わりに because または since が用いられる傾向があることが多い

と説明されています。「理由」の as が用いられることは普通にありますが、解釈が紛らわしいこともあるということはぜひ覚えておきましょう。

 

「理由」のasとコンマ

ちなみに「表現のための実践ロイヤル英文法」では、

asが主節の後の場合は as の前にコンマを打ったほうがよい

という解説もあります。例えば、

英文

I didn’t take any picture, as it was getting dark.  

日本語

暗くなってきたので、私は1枚も写真を撮らなかった。

このようにコンマを打つと「理由」であることがはっきりするが、コンマがないと「時」を表す as に解釈もできるようです、詳しくはロイヤル英文法をご覧ください。

 

「理由」を表す接続詞 for:というのは…だから

最後に、「理由」を表す for という接続詞もあります。「というのは…だから」くらいの意味ですが、前言について理由を補足する時などに用いられます。

以下はウィズダム英和辞典の例文です。

英文

I trusted him, for he had been my friend for over twenty years. 

日本語

私は彼を信頼していた。それというのも20年以上の友人だったからだ。

 

「理由」を表す接続詞 for の位置:コンマを打って文中で

通例、接続詞の for を使う時は上記例文のように主節の後にコンマをつけて

文, for 文.

の形で使われます。

 

接続詞forは書き言葉でも最近は使用頻度が低い

「表現のための実践ロイヤル英文法」によると、

理由を示すのに for を用いることは、書き言葉でも最近は使用頻度がわりあい低い。話し言葉としては、演説や講義に使われることはあっても、改まった感じが強いので、会話にはめったに用いられない

とあり、最近は使用頻度が低くなっているようです。

ただ、普通に見聞きすることもあるのでしっかり対応できるようにはしておきましょう。

 

because, as, since, forの「理由」の強さの度合い

オーレックス英和辞典ではbecause, since, as, for の「理由」の強さの度合いを以下のように整理しています。

  • because:4語の中で最も強い
  • since:because よりも理由を表す意味は弱い
  • as:理由を表す接続詞としては since よりも意味が弱く、また使用頻度も低い。asは多義語なので意味があいまいになる恐れがある場合には、because や since を用いた方がよいとされる 

らいおん

ここまでのまとめとしてしっかり整理しておこう!

 

because, as, since, forの違い:YouTube動画

なお、本記事で解説していることは以下YouTubeで動画解説していますのでぜひこちらもご覧ください。

 

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