【burntとburnedの違い】burnの過去形・過去分詞

らいおん

「〜を燃やす」「燃える」を意味する burn の過去形・過去分詞について解説するよ!
「burnt と burned どちらでもいい」と聞いたこともある気がするけど違いはなんだろう?

ひよこ

この記事を書いた人

サラ

英語ジム らいおんとひよこ®代表
・コロンビア大学 大学院卒:英語教授法修士
・ETS (Educational Testing Service) 米国本社の元問題作成者

 

burn の過去形・過去分詞は burnt か burned どちらでもよい?

この記事では「〜を燃やす」「燃える」などを意味する動詞 burn の過去形・過去分詞について簡単に解説します。

burn の過去形・過去分詞は「burnt でも burned でもどちらでもよい」

と聞いたことがある人もいるかもしれませんが違いはあるのでしょうか?

 

be burnt か be burned か?

例えば、以下の文では burnt と burned のどちらを選びますか?

His house was ( burnt / burned) to the ground.

 

彼の家は全焼した。

 

burnt と burned の違い

結論を言えば burnt と burned のどちらを使うかには違いがあります

まず、オーレックス英和辞典では以下のように説明されています。

  • <米>では主に burned を用い、<英>では burned, burnt とも同程度に用いられる
  • 過去分詞の形容詞的用法の場合は<米><英>ともに burnt がふつう

同様に、ジーニアス英和辞典第5版では、以下の説明があります。

  • 通例<米>では burned
  • <英>では自動詞と比喩的意味の場合には burned、その他では burnt を用いる。
  • 形容詞では英米ともに burnt

アメリカ英語では burnt でなく burned がふつう

本サイトでは主にアメリカ英語を扱っているので、アメリカ英語派の人用にポイントをまとめると、まずは

burn の過去形・過去分詞はアメリカ英語では burned がふつう

と覚えておきましょう。

 

burned を使った例文

例えば、以下のように言えます。

His house was burned to the ground.

 

彼の家は全焼した。

ウィズダム英和辞典より

 

The temple was burned to the ground.

 

寺は焼け落ちた。

オーレックス英和辞典より

 

過去分詞の形容詞的用法の場合は burnt がふつう

次に、覚えておくべきことは、

アメリカ英語・イギリス英語ともに過去分詞の形容詞的用法の場合は burnt がふつう

ということです。

例えば、ジーニアス英和辞典第5版で burnt を引くと以下のような用例があります。

the burnt paper 「焦げた紙」

 

*ただし、後置修飾では the paper burned がふつう

 

be burnt to the ground か be burned to the ground か

最後に、以下の画像は「was burnt to the ground」と「was burned to the ground」を Google Ngram Viewer で比較したものです。

らいおん

American English にして調べたものだよ!
やはり burned の方が頻度が高いようだね!どちらでも間違いではないけど、参考にしてみよう!

ひよこ

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