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Salah(サラ)

英語ジム らいおん と ひよこ®代表

コロンビア大学大学院 修士課程修了
(優秀奨学生賞受賞)
英語教授法修士(Master of Arts in TESOL)

元ETS (Educational Testing Service) 問題作成者

[著書・メディア掲載]
「Q&Aサイトから読むアメリカのリアル(アルク)」
・アルクのEnglish Journalで連載担当

[英語の資格など]
・英検1級
・IELTS Speaking 8.5
・英語発音テストEPT100点(満点)
・国際英語発音協会認定 英語発音指導士®

英語初級から猛勉強&発音矯正開始 → あらゆる勉強法を試して英語力を上げてきた経験やコツを書いてます

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英語ジム らいおん と ひよこ®代表

英語圏への留学経験なしで、英検 ®1級合格18回 (奨励賞受賞)、TOEIC®︎ 990点満点 20回、TOEFL iBT®110点(My Best Score)を取得。

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「規範文法」prescriptive grammar と「記述文法」descriptive grammar の違い

らいおん

「規範文法」prescriptive grammar と「記述文法」descriptive grammar の違いについて解説するよ!
英語学習者ならぜひ違いを整理しておきたい項目だよ!

ひよこ

この記事を書いた人

サラ

英語ジム らいおんとひよこ®代表
・コロンビア大学 大学院卒:英語教授法修士
・ETS (Educational Testing Service) 米国本社の元問題作成者

 

prescriptive grammar と descriptive grammar の違いは?

言語を学ぶ時、「文法」を学ぶことは言うまでもなく非常に重要です。しかし一口に「文法」と言っても実は大きく分けて2種類あり、それが

prescriptive grammardescriptive grammar

です。

この記事ではこの2つの違いについて簡単に整理します。

 

規範文法 (prescriptive grammar) とは

prescriptive grammar は「規範文法」と訳されます。これは超ざっくり言えば、

文法書や辞書に載っていて、学校で習うような「正しいお手本の文法」

のことです。

 

学校で習う多くの文法は規範文法 (prescriptive grammar)

例えば、prescriptive grammar を新英和大辞典で 引くと、

言語使用の実際を無視して規範を定め、その規則に従うべきであるとする文法; 学校文法の多くは規範文法である

という説明があります。

また、ランダムハウス英和大辞典で prescriptive grammar を引くと、

規範文法:ある言語の正用法・誤用の基準を確立させ、その基準に基づいて言語使用者が従うべき規則を述べる文法; 学校文法など

と説明されています。

このように、規範文法 (prescriptive grammar) とは、文法書や辞書に載っていて、学校で習うような「正しいお手本の文法」とまずはイメージするといいでしょう。

 

記述文法 (descriptive grammar) とは

一方、descriptive grammar は「記述文法」と訳されます。これはざっくり言えば、

実際に使われている文法。文法書や辞書で「正しくない」とされている文法でも実際に使われているならOK、とする立場 

と考えるといいでしょう。

 

言語のあるがままの姿をとらえるのが記述文法 (descriptive grammar)

descriptive grammar をランダムハウス英和大辞典で 引くと、

記述文法:規範にとらわれず、言語のあるがままの姿をとらえる文法 

と説明されています。

らいおん

最後に、以下で実際の例を簡単に見てみよう!
まだピンときてない人も以下の例の違いが分かればOKだよ!

ひよこ

 

規範文法 (prescriptive grammar) の例

prescriptive grammar 「規範文法」は「文法書で正しいとされる、お手本の文法規則」のことでした。例えば、「2階に何人か人がいる」というのは

There are some people upstairs.

と言えます。some people が複数なので are で受けています。この場合基本的に、There is のように is で受けるのは誤りとされます。

 

記述文法 (descriptive grammar) の例

一方、descriptive grammar「記述文法」では言語のありのままの姿をとらえるため、「お手本の文法で誤りとされる文法でも実際に使用されていればOK」とする立場でした。

例えば、先ほどの文は口語では

There‘s some people upstairs.

などとも言います。

some people が複数なので本来 are が使われるべきですが、There’s のように単数で受けているのは実際に使われているのをかなり聞きます。このような使い方は非標準と言えますが、口語ではまかり通っています

らいおん

アメリカ大学院留学中も友達がしょっちゅう There’s +複数と言っていたよ!
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いわゆる「There構文」で主語が複数にも関わらず単数で受ける例は他にもあります。以下の記事で詳しく解説しているのでぜひこちらもご覧ください。 【There’s + 複数】口語でのThere構文

 

prescriptive grammar 「規範文法」と descriptive grammar「記述文法」を区別する

では、英語学習者にとって、これら2つの概念を区別することはなぜ重要なのでしょうか?

それは、「文法が正しいか、正しくないか」を考える時、prescriptive grammar 「規範文法」と descriptive grammar「記述文法」のどちらの立場で検討するかによって、視点が変わってくるからです。

先ほどの There’s some people 〜 の例なら、prescriptive grammar 「規範文法」の視点で考えれば、文法的には誤りとされますが、descriptive grammar「記述文法」の視点で考えればOKと言えます。

英語学習者なら、

文法書にはこの言い方は誤りだと書いてあったけど、友達のネイティブに聞いたら「普通に使うからOKだよ」と言われた

という経験を一度はしたことがあると思いますが、これはおそらく descriptive grammar「記述文法」の視点からのコメントと考えられることも多いでしょう。

僕も友達のネイティブ(英語教授法修士)によく質問しますが、“It’s descriptively OK.”“Prescriptively it’s not correct.” などというコメントをよくもらいます!

サラ

らいおん

今後、この2つの違いをしっかり意識していこう!

 

さらに知識を深めよう!

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