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「キャッチフレーズ」や「キャッチコピー」は catch-phrase?
この記事では catch-phrase のニュアンスについて簡単に整理したいと思います。日本語では「キャッチフレーズ」や「キャッチコピー」などと言ったりしますが、これらは英語では catch-phrase と言えるでしょうか?
catch-phrase の意味
結論から言うと、「キャッチフレーズ」などという意味で catch-phrase を使うこと自体は可能ですが、catch-phrase のニュアンスは整理しておく必要があります。
ウィズダム英和辞典だと catch-phrase は「うたい文句」「決めゼリフ」「標語」という訳語がありますが、
という記述があります。
catch-phrase は「政治家や有名人を思い起こさせるようなキャッチフレーズ」
catch-phrase が「政治家や有名人を思い起こさせるようなキャッチフレーズ」というのは英英辞典の定義を見ても確認ができます。
meaning of catch-phrase: オックスフォード現代英英辞典
例えばオックスフォード現代英英辞典では、catch-phrase は
と定義されています。「政治家やエンターテイナーが使用して有名になった」というニュアンスがあることが分かります。
meaning of catch-phrase: ロングマン現代英英辞典
また、ロングマン現代英英辞典でも
と定義されており、こちらも「政治家やエンターテイナーを思い起こすようなフレーズ」というニュアンスがあることが分かります。
「キャッチフレーズ」の英語は slogan のことが多い
さて、新英和大辞典を見ると、
catch-phrase は人の注意を引く奇抜な文句、警句、標語
[日英比較] 日本語でいう「キャッチフレーズ」に相当する英語は slogan のことが多い
という記述もあります。
実際、「キャッチフレーズ」「スローガン」「合言葉」は slogan という英語が使われることが多いので覚えておきましょう。
英語
日本語
「記事の見出しや、商品のキャッチコピー」の英語:copy
なお、記事の見出しや、商品のキャッチコピーなら copy もよく使われます。消費者がその商品を買いたくなるようなキャッチコピーを考える人を日本語でも「コピーライター」と言ったりしますね。
この意味の copy は基本的に不可算名詞として使われます。「コピーを書く」なら write copy です。
英語
日本語
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