英語のイントネーションのルール「3Ts」:tonality, tonicity, tone ― JC Wells著

アルクの English Journal のウェブメディアで僕の発音新連載第6回が公開されました!

サラ

らいおん

今回は英語のイントネーションの基礎の基礎に関してだよ!
連載は全6回で毎回違うテーマで英語発音のルールやコツを解説しています。

この記事では「英語のイントネーションの基礎の基礎」について僕が解説した記事の紹介です。

ひよこ

この記事を書いた人

サラ

英語ジム らいおんとひよこ®代表
・コロンビア大学 大学院卒:英語教授法修士
・ETS (Educational Testing Service) 米国本社の元問題作成者

 

基礎・ルールを知って英語のイントネーションを理論的に捉える

「英語のイントネーション」と聞くと、「イントネーションは感覚」「イントネーションはセンスがないと無理」のように感じている英語学習者も多いかもしれません。

しかし、イントネーションの基礎やルールを知っておけば英語のイントネーションも理論的に捉えることができます

 

イントネーション決定の3ステップ

イントネーションは以下の3つのステップで決定されます。

イントネーション決定の3ステップ
  • ステップ 1: 発話を適切な長さのまとまりに区切り、「グループ分け」する。
  • ステップ 2: グループ内で、強いアクセントが来る箇所はどこか、そしてそれは複数あるかなどを確かめ、最も目立たせて読む「」を決める。
  • ステップ 3:上昇調・下降調など、どのように声の上げ下げをするかの「トーン」を決める。

 

JC Wellsのイントネーションの3Ts:tonality, tonicity, tone

上記の3ステップは音声学の世界的権威であるJC Wellsの「英語のイントネーション(研究社)」で解説されていることを分かりやすくまとめて言い換えたものです。

Wellsは上記 Step 13を tonality, tonicity, tone という3Tsで呼んでいるのですが、一般学習者には少し難しい用語ですので Step 1〜3、としました。

詳しくは以下のEnglish Journal Onlineの連載第6回記事で詳しく解説しましたのでぜひご覧ください!記事はこちらから↓

参考 まだ知らずに発音練習してる?英語イントネーションの基本ルール3つ English Journal Online

 

英語のイントネーション English Intonation ― An introduction 長瀬 慶來監訳(研究社)

このWells著の「英語のイントネーション」はイントネーション入門書として最もおすすめできる書籍です。発音上級者はぜひ読んでみましょう。

 

音声学書籍のおすすめリスト

おすすめの発音本・音声学書籍紹介は以下の記事にまとめています。

発音本【中・上級者向け100冊】英語の発音向上におすすめの本・音声学書籍レビュー

 

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