らいおん
「カナダ英語の特徴」について簡単に紹介するよ!
この記事は発音・音声学の知識がある程度ある上級者向けの記事だよ!
ひよこ
この記事を書いた人
サラ
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アメリカ英語での Northern Cities Shiftについて
この記事ではカナダ英語の特徴について、英語史ブログの「カナダ英語の音韻的特徴」という記事が非常に簡潔で分かりやすかったので備忘録として紹介します。
標準カナダ英語 Standard Canadian English の特徴
前述の記事では、標準カナダ英語 (Standard Canadian English)の特徴を以下の8つの項目で紹介しています。
- Canadian Raising: 無声子音の前で [aʊ] -> [ʌu], [aɪ] -> [ʌɪ] となる
- Merger of [ɑ] and [ɔ]: 85%のカナダ英語話者にみられる
- 母音に挟まれた [t] の有声化
- Yod dropping: 子音の後のわたり音 [j] の削除
- Retention of [r]: rhoticアクセント
- Marry/merry/Mary
- 第2強勢: -ory, -ary, -ery で終わる語: laboratory, secretary, monasteryなど
- [hw] vs [w]: which vs witch
分かりやすくまとまっているのでそちらをぜひご覧ください。
アメリカ英語とイギリス英語の差違についても
なお、本サイトでもアメリカ英語とイギリス英語の違いを多く扱っていますが、前述の記事内の、
「…歴史的事情により,アメリカ英語とイギリス英語の差異は,単純に特定表現の使用・不使用として見るのではなく,その使用頻度の違いとして見るほうが往々にして妥当」である.使用の有無ではなく分布の違いこそが,ある変種を他の変種から区別する有効な指標なのだろうと思う
というのは本当にその通りだと思います。ぜひ記事もご覧ください。
らいおん
英語史ブログは他にも興味深い記事がたくさんあるのでぜひのぞいてみよう!
慶応大学教授の堀田隆一(ほったりゅういち)先生が書いている間違いないブログだよ!
ひよこ
「おすすめ発音記事」カテゴリでまだまだたくさん発音に関する知識を紹介しています。
発音・音声学書籍リスト
僕が読んでいる発音本・音声学書籍紹介は以下の記事にリストにしてまとめていますので興味がある人はぜひご覧ください。
【中・上級者向け102冊】英語の発音向上におすすめの本・音声学書籍レビュー