サラ
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「会社」を表す英語は?
この記事では「会社」を表す英語について、ニュアンスの違いを簡単に整理します。
「会社」は、
- company
- firm
- corporation
などの英語で表せますが、この3語はどのような違いがあるのでしょうか?
ひよこ
らいおん
company, firm, corporationのニュアンスの違い
まず結論です。
「コンパスローズ英和辞典」の以下の解説が非常にまとまっており、まずはこれを覚えておくといいでしょう。
- company:物を作ったり売ったりする会社を表わす最も一般的な語
- firm:比較的小規模の専門的な会社をいう
- corporation:法人として認められている大きな会社をいう
ひよこ
company:会社を表わす最も一般的な語
まず、「会社」を表す最も一般的な語は company です。
「ウィズダム和英辞典第2版」を見ても
各種の会社を広くさす最も一般的な語
とあり、上記「コンパスローズ英和辞典」の記述とも共通しています。
らいおん
firm:主に小規模の専門的な会社
次に、firm のニュアンスについてもう少し深掘りしてみましょう。
「ジーニアス英和辞典第6版」で firm を引くと、
firm:(主に小規模な)会社
とあり、やはり firm は「小規模な会社」という感じのニュアンスがあることが分かりますが、「ウィズダム英和辞典第4版」では、
firmは2人以上の合資により経営される会社で, 特に法律・金融・経営などの専門業種および特定分野の調査にかかわる会社をいう…
という記述があり、特に「専門的な会社」を言うことが多いことも分かります。
firm は company と区別なく使われることもある
このように firm は「小規模の専門的な会社」というニュアンスがあり、これをまずおさえておきたいですが「ウィズダム英和辞典第4版」では、
firmは…companyと区別なく使われることもある。
という記述があり、このこともぜひ覚えておくといいでしょう。
個人的にもこの感覚があります。firm のニュアンスもしっかり理解した上で、company の言い換えとして覚えておくといいと思います!
サラ
corporation:特に大企業企業
最後に、corporation ですが、「ウィズダム英和辞典第4版」では、
corporationは法的に認められた企業体で, 特に大企業あるいは企業グループをさす。
とあります。
また、「ロングマン現代英英辞典」でも
corporation: a large company that often includes several smaller companies
とあり、特に「複数の子会社を含む大きな会社」というニュアンスがあることが分かります。
まとめ:company, firm, corporationの違い
まとめです。「会社」を表す英語は以下のように整理しておきましょう。
- company:物を作ったり売ったりする会社を表わす最も一般的な語
- firm:比較的小規模の専門的な会社をいう
- corporation:法人として認められている大きな会社をいう
さらに知識を深めよう!
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