川越いつえ著「英語の音声を科学する」:イントネーションで意味が大きく変わる英文

この記事を書いた人

サラ

英語ジム らいおんとひよこ®代表
・コロンビア大学 大学院卒:英語教授法修士
・ETS (Educational Testing Service) 米国本社の元問題作成者

 

川越いつえ著「英語の音声を科学する」(大修館書店)

川越いつえ著「英語の音声を科学する」(大修館書店)にイントネーションの面白い解説があったので備忘録も兼ねて記事で簡単に残しておきます。

 

下降調+上昇調

以下の2つの文はイントネーションを変えると、意味がかなり変わります。

1つ目は died を下降調で、happily を上昇調で読んだものです。

1 John  ➘died,  ➚happily.

 

Johnが死んでくれて幸せだ。

 

★happily は文修飾の副詞

 

下降調

それに対して、次は happily を下降調で読んだものです。

2 John  died  ➘happily.

 

Johnは幸せに死んだ。

 

★happily は die を修飾する副詞

 

 

イントネーションのツイートもチェック

以下のツイートで「英語の音声を科学する」の原文の画像も紹介しているのでぜひチェックしてみてください。

NOTE
本記事ではこの英文の紹介がメインなので詳しい解説は割愛します。上記の比較がピンとこない方は、「英語の音声を科学する」原文をぜひご覧ください。

また「文修飾の副詞」についての理解があやしい方は本記事以下の解説をご覧ください。

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「文修飾の副詞」に注意

関連して、辞書で副詞を調べる時、「文修飾の副詞」という表記がある時は注意が必要です。

例えばオーレックス英和辞典の happily には以下の2例文があります。

  • (1) Happily, he did not die.
  • (2) He did not die happily.

1は文全体を修飾する「文修飾の副詞」です。2は動詞 die を修飾している副詞で意味が変わります。

 

オーレックスの訳を引用すると、

  • (1) 運よく彼は死ななかった。
  • (2) 彼は幸福な死に方をしなかった。

とあり、かなり意味が違ってくることが分かります。これかなり有名な例文ですが、「文修飾の副詞」は意識してないと盲点かもなので注意です。

あわせて読みたい
「文修飾の副詞」について記事で解説しているのでぜひこちらもご覧ください。 【副詞の位置に注意】英語の文修飾の副詞とは

 

列挙のイントネーション

あわせて読みたい
「英語の音声を科学する」については以下の記事でもイントネーションに関する興味深い記述を紹介しています。

列挙のイントネーションについて:川越いつえ著「英語の音声を科学する」より

 

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